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純愛ハンター
第5章 裁き5、愛しい人よ
「グスンっ…『純愛ハンター』が復讐代行業だなんて最初っから大ウソ…私を逃げられないようにしてジワジワ殺すつもりだったんでしょ…?だって…依頼者の復讐相手が一ノ瀬…二宮…三塚…四ツ倉だなんて不自然だ…玲子が復讐したい連中に恨みを持った依頼者が偶然、次々と都合よく現れるなんてオカシイもんね…」

玲子はモニター越しに、泣きながらも冷静に解説するお嬢の姿を薄笑いを浮かべて眺めていた。

「…そもそも『純愛ハンター』の存在は一般人の目に届く所には存在してなくって…グスっ…一ノ瀬と二宮と三塚と四ツ倉の身辺を洗って連中に恨みを恨みを抱いてそうな女性たちを調べ上げて…直接アプローチして様子を伺った…つまり『純愛ハンター』は玲子の個人的な復讐システム…」

お嬢の解説に玲子は電話越しにこう答えた。

「まぁ、おおむね正解だ。流石だねぇ?お嬢…私が事務所を空けてる隙に色々と探り回ってただけあって…」
「えっ…?私が探り回ってた事も…気付いてた…の…?」
「もちろん…お嬢、最近オ●●コしたのっていつぅ?」
「はっ…!」

…お嬢は思い出していた。
『純愛ハンター』の事務所開きの際には玲子に淫部を指で弄ばれ、三塚への復讐完了後にはペニスバンドで一晩中犯された事を…。

「まさか、あの時に…私に…GPS…とかを?」
「はぁい、正解!ナノテクノロジー…最近のってホントに小さくって高性能なのよね!あははっ!」

お嬢は憤りのあまり床をドンっ…!と両の拳で強打した。
…玲子の目を盗んで動き回れていると思い込んでいたお嬢は、四ツ倉への復讐計画が日本語で書かれていた事で密かにクルーザーを手配し、直接『龍宮城』に乗り込む事を計画するに至った。しかし淫部にGPSを埋められていたという事は、お嬢は玲子にあえて泳がされていたという事であり…こうして四ツ倉を無計画に殺害して玲子を脅したところで、ほとんど意味を為さないという事なのだ。

「殺してよぉ!ってか殺せよっ…!次のターゲットは私なんだろ?私が死ぬほど憎いんならさっさと殺せばイイじゃんかっ!いや…コイツらみたいにヤバい目に合わされて殺されるんなら…いっそ自分で死んでや…」
「待ちなっ!お嬢…私が復讐したい相手はアンタじゃない…」
「何でっ…?!じゃあ誰なんだよぉ!…もう意味分かんない!私が憎くて『純愛ハンター』になったんでしょ…?そうなんでしょうっ…?」
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