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純愛ハンター
第5章 裁き5、愛しい人よ
「俺たちがそういう遊びを出来たのは18歳未満の“少年”だったからだ…相手が成人の女だったら俺らが被害者ヅラする事だって出来たし、だから俺たちは安全に遊べたんだ」
「確かに…」
「だよなぁ…」
「でも今は、俺らは18歳どころか全員成人してる…それにそんな事で親に尻拭いさせて自分の立場を不利にしたくない…」
「な、何なのよぉっ!そんな弱気吐くなんて…アンタ見損なったわっ!」

お嬢は四ツ倉の慎重すぎる論調に憤った。

「つまりアンタは、大人になったから怖くてそういう事はしたくない…つまり私の言う事は聞けない!つまりはすっかり腰抜けになったって事!」
「違うんだお嬢っ!最後まで聞いてくれ…やり方を考えろって話なんだ…」
「やり方?」
「法に触れないやり方でお嬢の願いを叶えようって言ってんだ…それに、皆であの玲子を襲ってハメ撮り撮って流して…だなんて、あまりにも芸が無いだろ…?」
「芸が無い…」

一同はゴクリ…と唾を飲み込んだ。
四ツ倉は真剣な表情を崩し、途端にニヤリと下卑た笑みを浮かべた。

「襲ったりマワしたりなんてのはリスクの高いガキの遊びだ…だったら、あの玲子が自ら泥沼にハマるように仕向けて右往左往してる様子を楽しむ方が安全だし、よっぽど将来の役に立つと思わないか?」
「将来の役…?」
「人は無理やり動かそうとしたって動かないし変わらない…人が思い通りになるようにコントロールするのが本当に賢い奴のやり方だ。ここにいる全員はいずれこの国を背負って立とうって人間なんだからよ…」

お嬢はそんな四ツ倉の言い分にひどく感心すると同時に、自身の甘さを痛感した。

「そうね…じゃあ、どうするっていうの…?」
「お嬢はあの玲子って女をどうしたい?」

お嬢は…玲子に「これからも友達でいようね」と言い放たれた時の事を思い起こすと、大きく愛らしい瞳を一瞬で醜く濁らせた。

「そうね…少なくとも私と同じ思いを…いや、私以上の思いをさせたい…純愛も友情も何もかもを信じられないように…!」
「そうだな…じゃあ、例えば………」

四ツ倉は、お嬢と取り巻きたちに計画の草案を語りはじめた。
その草案を聞くにつれてお嬢の顔は興奮でみるみる色気ばみ、

「あぁ…もしもそんな事になったら玲子…きっと絶望で死んじゃうかもっ!あはっ!あははは!」

上機嫌で高らかに笑った。
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