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純愛ハンター
第6章 裁き6、1234包囲網
「ん…ゴホンっ!とにかく…そんな事言ってたら動画がドンドン広まっちゃうよ!」
「そうだね…じゃあ、紹介してもらおうかな…」
自信も明るさもすっかり削げ落ちた玲子の顔をウットリと見つめるお嬢の下腹部に、キュン…!と鮮烈な快感が走り抜けた。
そして数日後。
「こちら4年の三塚さん、キャバクラのスカウトマンしてるの」
「あ、はじめまして…」
「こっちは玲子。実は二宮って男に…」
「ちょっ!緑…お願い言わないで…」
「…そう?」
玲子はお嬢に三塚道彦を紹介された。
キャバクラのスカウトと言うとチャラそうな男を想像していたが、爽やかでスポーツマン風の三塚の雰囲気に玲子は誠実そうな印象を抱いた。
「理由は言えないんですけど、どうしてもお金が必要で…」
「大丈夫!訳アリの子も多いし、家族だと思って早く店に打ち解けてよ!君みたいに綺麗な子なら余裕で稼げると思う。でさぁ、早速なんだけど今日から働ける?」
「あっ、はい!大丈夫です…」
こうしてキャバクラで働き出した玲子だったが、なんと初日から指名を宣言する客が続出し…滑り出しは上々だった。勤務終了後、玲子は店長から封筒に入れられた分厚い日当を渡された。
「うわぁっ!こ、こんなに頂けるんですか…?」
「ふふっ!初日から指名もボトルもあんなに入れてくれたんだからねぇ」
その日当の厚みは、目分量でも100万円は下らないと思われた。
(アイドル時代はマネージメント料4割取られてたっけ…もし4~5割取られたとしても40万は入る…これなら300万なんてすぐだ!)
玲子は汗ばんだ手で日当を大切そうに握ると、キラキラと充実感溢れる学生生活がすぐそこまで来ている事に小躍りしそうになった。
そこに三塚が現れた。
「あっ!三塚さん…ありがとうございます!おかげさまでこんなに…」
「日当出たんだ…ちょっと貸してみ?」
「あ…」
三塚は玲子の日当を手に取ると、その中から数万円を抜き取った。
「スカウトバック分、貰うよ!」
「えっ…?」
三塚がスカウトバックを数万円しか取らない事に、玲子はさすがに罪悪感を感じた。
「あの、三塚さん…お気持ちは有難いんですけど三塚さんのおかげで稼げたおカネでもあるんで…ちゃんとスカウトバック取ってください」
だが三塚は顔にシワを寄せてニカっと笑うと、
「もちろん、バックは約束の分だけ貰うけど」
「そうだね…じゃあ、紹介してもらおうかな…」
自信も明るさもすっかり削げ落ちた玲子の顔をウットリと見つめるお嬢の下腹部に、キュン…!と鮮烈な快感が走り抜けた。
そして数日後。
「こちら4年の三塚さん、キャバクラのスカウトマンしてるの」
「あ、はじめまして…」
「こっちは玲子。実は二宮って男に…」
「ちょっ!緑…お願い言わないで…」
「…そう?」
玲子はお嬢に三塚道彦を紹介された。
キャバクラのスカウトと言うとチャラそうな男を想像していたが、爽やかでスポーツマン風の三塚の雰囲気に玲子は誠実そうな印象を抱いた。
「理由は言えないんですけど、どうしてもお金が必要で…」
「大丈夫!訳アリの子も多いし、家族だと思って早く店に打ち解けてよ!君みたいに綺麗な子なら余裕で稼げると思う。でさぁ、早速なんだけど今日から働ける?」
「あっ、はい!大丈夫です…」
こうしてキャバクラで働き出した玲子だったが、なんと初日から指名を宣言する客が続出し…滑り出しは上々だった。勤務終了後、玲子は店長から封筒に入れられた分厚い日当を渡された。
「うわぁっ!こ、こんなに頂けるんですか…?」
「ふふっ!初日から指名もボトルもあんなに入れてくれたんだからねぇ」
その日当の厚みは、目分量でも100万円は下らないと思われた。
(アイドル時代はマネージメント料4割取られてたっけ…もし4~5割取られたとしても40万は入る…これなら300万なんてすぐだ!)
玲子は汗ばんだ手で日当を大切そうに握ると、キラキラと充実感溢れる学生生活がすぐそこまで来ている事に小躍りしそうになった。
そこに三塚が現れた。
「あっ!三塚さん…ありがとうございます!おかげさまでこんなに…」
「日当出たんだ…ちょっと貸してみ?」
「あ…」
三塚は玲子の日当を手に取ると、その中から数万円を抜き取った。
「スカウトバック分、貰うよ!」
「えっ…?」
三塚がスカウトバックを数万円しか取らない事に、玲子はさすがに罪悪感を感じた。
「あの、三塚さん…お気持ちは有難いんですけど三塚さんのおかげで稼げたおカネでもあるんで…ちゃんとスカウトバック取ってください」
だが三塚は顔にシワを寄せてニカっと笑うと、
「もちろん、バックは約束の分だけ貰うけど」