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純愛ハンター
第6章 裁き6、1234包囲網
そう言うと封筒の方のカネをジャケットの内側にねじ込み、

「あ…れっ?」

なんと、抜いた数万円を玲子に手渡したのだ…。
手渡された金額が5万円である事を確認した玲子は、切れ長の目を丸くして三塚を見返した。

「5万円…って、コレ…?」
「フミカちゃぁん(源氏名)、契約書ちゃんと読んだぁ?」

三塚はウインクをしながら契約書のコピーを差し出した。

「へっ…?」

なんと玲子は…契約書を良く読まずに三塚に稼ぎの95%を渡す契約を結んでいたのだ…。

「契約書はちゃんと読まなきゃ!悪い大人に騙されちゃうよ!はははっ!」

横にいた店長がそう言って笑った。
玲子は5万円を握りしめたまま、小声でこう返した。

「…あ、あのっ…確かに契約書をちゃんと読んでなかった私が悪いですけど…でも…いくらなんでも…」
「でもさぁ?君が今までしてたバイトより全然ワリ良くない?」
「それは…そうですけど…」

二宮に返済する300万を払い終えるまでの道のりが遠く険しくある事実に、玲子は頭が真っ白になってしまった。

「取り分…増やしたい?」
「えっ?それは…まぁ…」
「じゃあ、ちょっとこっち来な…」
「はい?」

玲子は三塚に誘われるまま事務室を出ると、店舗の裏手の非常階段へ連れられた。
すると三塚はおもむろにズボンのベルトを緩め、

「ちょっ…な、何をっ…?」

勃起したペニスをジッパーからボロン…と露出させた。

「取り分多くしたけりゃ…後ろ向いてケツ出しなよ…」
「えっ…?そ、そういうの無理です…!」
「300万…キレイにしたいんだろぉ?ただでさえ自分で学費払ってんのにどうやって300万作る気だよ?」
「それは…う…」
「ちゃんと卒業して司法試験と国家資格取りたいんだろぉ?なぁ…」
「あぁ…あ…」

…この時の玲子は『学費を自分で払っている』『国家資格を取りたい』という、お嬢にしか話していない事実を三塚が知っている不自然さに全く気付けない精神状態だった。
ここまで玲子を追い込んだのは四ツ倉の筋書きによるものだった。しかし、まだ玲子にまともな判断力が残されていた場合、筋書き通りに追い込む事に危険を感じていた四ツ倉の指示で、三塚は玲子の判断力を試すべく“あえて”その事を漏らしたのだ。
玲子がその事に気がつけば罠を緩め…
玲子がその事に気が付かなければとことん搾り取る…という。
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