この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
純愛ハンター
第6章 裁き6、1234包囲網
同僚のキャバ譲を三塚が後ろから激しく突き上げている様子がハッキリと目に飛び込んできたのだ…!
玲子は扉をそっと閉めるとキッチンへ向い、果物ナイフを手に取って非常用階段に舞い戻った。そして、

「うおおっ…!お前っ…うわっ!やめろっ…!」

果物ナイフで三塚に斬り掛かり、玲子は銃刀法違反と傷害未遂の罪で現行犯逮捕されてしまった。
この時の玲子にはもう二宮へ支払うカネの事も学校の事も何もかも、まともに考える精神的余裕は失われていた…。

「緑…ゴメンね…こんな事になって…心配かけて」

留置所に入れられている玲子の面会に訪れたお嬢に、玲子は涙ながらにそう言った。

「逮捕の事もキャバクラの事も学校に知れたら…間違いなく退学だよね…もう、私、終わりだ…」

そう泣きを入れる玲子にお嬢は、

「簡単に諦めるなんて玲子らしくないよ!」
「でも…」
「もし、学校にもバレずにココ出られるとしても…諦めるの?」
「えっ…?」
「ね、少し待ってて…私に考えがあるの…」

そう言い残すと面会室を出ていった。
するとその翌日、

「22番、出なさい!」
「え…?」

なんと玲子はあっさり釈放され、警察から学校に連絡が行く前に留置所から出る事が叶ったのだ。
玲子が留置所から出ると、警察署前の歩道にお嬢と長身のホスト風の男が並んで立っていた。

「玲子!お勤めお疲れさまっス!」
「緑…」

お嬢は笑顔で“敬礼”のポーズをして玲子を出迎えた。

「こちら、ウチの大学院生の四ツ倉譲さん」
「え…?あ、どうも…」
「四ツ倉さんが知り合いの腕利き弁護士を通して三塚に話し付けてくれたのよ」
「そう…だったの…?」
「うん、あんなクズ野郎紹介してゴメンね…あと二宮の件も解決したから」
「え…?」
「四ツ倉さんが全額立て替えてくれたの」
「そうなんです…あ、の…出世払いとかで返して貰えればイイんで…」

四ツ倉は髪をボリボリと掻きながら、顔を真っ赤にして玲子にそう言った。

「そんな…何から何まで…夢みたいっ…ううぅ…」

玲子はその場にへたり込むと、わぁわぁと声をあげて号泣した。
もらい泣きしたお嬢が玲子の頭を優しく抱くと表情を一変させ、濁った笑みを浮かべて四ツ倉にペロリ…と舌を出した。

「ほらぁ、泣いてないで自由の身にさせてくれた四ツ倉さんに何か言いなよ~」
/167ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ