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彼時々彼女、所によって一時ケダモノ。
第2章 所によって、一時ケダモノ。

「入れるね?るり……」

「あ……」

 熱くて固いものが、濡れた所に擦り付けられる。
 鏡を見るとヒカリさんの目は、うっとりするほど妖しくきらめいてた。
 こんなに綺麗な人なのに、こんなに獰猛な獣みたいなものを、いつも密かに隠してるなんて……。

「ん……行くねっ……」

「ぁああん!」

 入れられただけで、がくがく震えた。
 後ろからなんて、二回くらいしかしたことないのに……立って、なんて……っ。

「あっ、あっ、ゃん、あたっ……あ、いっ、」

「るりっ、声……これ、咥えて」

「あ、ふ、」

 指が、唇をなぞる。
 それをぱくっと口に咥えた。

「んー、んっ、ふ、ん、ん」

 口は閉じてても、いやらしい声が出ちゃう。
 口の中の指を舐めながら、腰が勝手に揺れている。
 なにも無かったら、きっと外まで聞こえるくらい、嬌声を上げてたと思う。

 気持ちいい。
 こんなふうになったことなんか、ない。
 すごく感じる所を押されて、壁に爪を立てそうになる。
 だめ、って思って目を開けると、私を揺さぶってるヒカリさんと、崩れそうになりながら腰を突き出して指をちゅくちゅく舐めてるはしたない私の姿が見えて……。
 こんな場所で秘密の歌姫とイケナイ事をしてると思うと、痛い位きゅんきゅん締め付けちゃう……。

「っ、るり、締め過ぎ……やべ……も、イキそ……っ」

「っふは、あ、ぁ、いっちゃう、すきっ、すきぃ、ひか……んっ」

「俺も、好きっ……」

 何度も、唇で唇を塞がれる。
 
「ん……んー、んんっ、ん!!」

「っは、るりっ……く……っ」

 中で、おっきくなるのが分かって。
 耐えられなくて腰が崩れて抱き留められたまま、何度か強く中を突かれてぎゅうっと抱き締められた。

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