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向日葵の姫君~王女の結婚~(「寵愛」第三部」)
第13章 秘密の情人
 それで、セリョンを見た刹那、スンチョンが号泣したのだと判った。セリョンを見て娘を思い出したというよりは、セリョンが抱えていた忘れな草を見たせいに相違ない。



 もう一度ポジャギを裏返すと、左端に小さく〝閔順天〟と刺繍されていた。




「お父さまの名前が刺繍されていますね」
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