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向日葵の姫君~王女の結婚~(「寵愛」第三部」)
第56章 蒼い果実の日々
 親子の絆というのは、いつも一緒にいるからで決まるものではないーというのが紅順なりの考えだ。とはいえ、朴尚宮は俊秀が生後六ヶ月のときには、もう我が子を置いて宮仕えを始めたのだ。まだしも母の思い出がある兄と違い、母を奪ったも同然の紅順を恨めしく思っていたとしても不思議ではない。
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