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復讐の味は甘い果実に似て
第3章 復讐への階段 ~明日香の告白~

「多分、先輩、いまでも苦しんでいるんじゃないかな。先輩にしてみたら、もう復讐って形にして、なんとか恵梨への気持ちを吹っ切るしかないんだと思うよ。」
「でも、それにわたしたちが巻き込まれるっていうのは……」
「別に無理やりってわけでもないでしょ。あるとしたら、あたしたちのプライドとかそういう話だけで、あたしたちが降りようと思えば、いつでも降りられるじゃない? 明日香は、彼氏いるんだし、無理することないよ。」
確かに、ひかるのいうことは正論だった。
もっとも、わたしは彼氏への呵責と、ひかるの言うプライドとかそういう話で、もやもやしているんだけども。
「それに、この話、やろうって思ったのは、恵梨に復讐したいってだけでもないんだ。あの先輩を見てて、ああ、こんなに一途に誰かを好きになる人にだったら、抱かれてもいいかなって。見た目も、嫌いじゃないし。」
少しだけ、ひかるの顔が赤くなった。
「だから、あたし、先輩に女にされるところを恵梨に見せつけちゃうよ。恵梨がドン引きするくらいエッチになって、先輩に気持ちよくされるところを見せてやるんだ。」
そう言って、ひかるはわたしに微笑みかけた。
その言葉はまるで、ひかるの決意表明のようだった。
そして、ひかるは未だ迷いのなかにいる私の手を取ると、再び駅の方へと歩き始めた。
「でも、それにわたしたちが巻き込まれるっていうのは……」
「別に無理やりってわけでもないでしょ。あるとしたら、あたしたちのプライドとかそういう話だけで、あたしたちが降りようと思えば、いつでも降りられるじゃない? 明日香は、彼氏いるんだし、無理することないよ。」
確かに、ひかるのいうことは正論だった。
もっとも、わたしは彼氏への呵責と、ひかるの言うプライドとかそういう話で、もやもやしているんだけども。
「それに、この話、やろうって思ったのは、恵梨に復讐したいってだけでもないんだ。あの先輩を見てて、ああ、こんなに一途に誰かを好きになる人にだったら、抱かれてもいいかなって。見た目も、嫌いじゃないし。」
少しだけ、ひかるの顔が赤くなった。
「だから、あたし、先輩に女にされるところを恵梨に見せつけちゃうよ。恵梨がドン引きするくらいエッチになって、先輩に気持ちよくされるところを見せてやるんだ。」
そう言って、ひかるはわたしに微笑みかけた。
その言葉はまるで、ひかるの決意表明のようだった。
そして、ひかるは未だ迷いのなかにいる私の手を取ると、再び駅の方へと歩き始めた。

