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復讐の味は甘い果実に似て
第4章 背徳のなかで ~明日香の告白~
 明け方になっても、まだ、わたしは先輩とセックスを続けていた。
 壊れるくらい激しく犯して、というわたしの言葉を体現するかのように、先輩は、何度もわたしを激しく貫き、絶頂に導き、わたしの体のあらゆるところを欲望の白濁に塗れさせていた。

 すでに、わたしは回数すら覚えていないほどに先輩にイカされて、息も絶え絶えになっていたが、それでもなお、飽くことなく先輩に絶頂をせがんでいた。
「……ああ、いいっ! もっと、もっとお!」
 バックから激しく先輩に突き上げられ、だらしなく口から涎をたらしながら、わたしは、自分の貪婪な欲望を先輩にぶつけていた。

 わたしの体は、互いの汗と精液やら唾液やらに塗れて、獣臭のような匂いを放っていたが、その異様な匂いさえも、わたしを興奮させる材料だった。
 体に浴びせられた精液が渇いて匂いが薄くなると、わたしは恥ずかしげもなく先輩に新たな精液を浴びせるように懇願していた。

 恵梨は途中からさめざめと泣くばかりで、何も言わなくなってしまった。
 だけど、わたしはもう恵梨に見せつけることなど、どうでもよくなっていて、先輩が絶え間なく与えてくる絶頂の白い波を、ひたすら貪っているだけだった。

 そして、また、先輩の抽送が速度を増した。
 わたしのお尻に打ち付けられる音が大きくなり、先輩の手が狂おしくわたしの乳房を揉みしだく。

 ああ、先輩もイキそうになってるんだ。
 何度も、何度もイカされて、先輩の射精のタイミングがわかるようになってきた。
 先輩と一緒にイキたい。
 あの抗えない白い波のなかで、お腹の中に熱いほとばしりを感じたい。

「また、イキそうなんですね……ああっ、一緒に! 一緒に、イってえ!」
 さらに奥への挿入を求めるように、わたしはお尻を引いて、先輩に抽送を委ねる。
 先輩が、わたしの意図を察したように、腰を激しく打ち付けて、わたしの最奥へ侵入してくる。
 そしてまた、わたしのなかで絶頂の予兆の火花が走った。

「ああっ! わたしの膣内でイってえ! いっぱい出してえっ!」
 そして、先輩のペニスが子宮口を押し上げるように突き込まれ、脈動とともに熱い精液を放出した。同時に、わたしにも白い波が訪れて、わたしはまた、絶頂の快感のなかに堕ちていった。

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