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復讐の味は甘い果実に似て
第4章 背徳のなかで ~明日香の告白~

わたしは絶頂の余韻に浸りながら、しばらくベッドに突っ伏していた。
荒い呼吸を抑えて周りを見回すと、恵梨は泣き疲れてウトウトと寝息を立てているところだった。
傍らの先輩が、そろそろ終わろうか、と申し出てきた。
確かに、恵梨が寝てしまえば、これ以上、行為を続ける意味はないはずだった。
それはわかっているが、わたしは少しばかり心残りだった。
先輩がバスルームに私を誘い、わたしもそれに応じることにした。
わたしたちは湯船にたっぷりお湯を張ると、ぶっ通しで求め合った体を休めていた。
といっても、まったりとお湯に漬かっているのは先輩だけだ。
わたしは玄関先で脱衣を命じられた泥だらけの子供のように、全身に浴びせられた先輩の体液をひたすら洗い流していた。
「……先輩も、少しぐらい体洗うの手伝ってくださいよ。もとはと言えば、先輩が出したもんなんですからね。」
気持ちよさそうに大きな湯船の中で足を延ばす先輩に、そんな恨み言を言ってみる。
ああ、ごめん、と先輩が、わたしの手や背中を泡立てたタオルで洗ってくれた。
「言っとくけど、エッチな洗い方したらダメですよ。もう体汚したくないですからね。」
もう、こっちも打ち止めだよ、と先輩が言い、わたしは笑った。
荒い呼吸を抑えて周りを見回すと、恵梨は泣き疲れてウトウトと寝息を立てているところだった。
傍らの先輩が、そろそろ終わろうか、と申し出てきた。
確かに、恵梨が寝てしまえば、これ以上、行為を続ける意味はないはずだった。
それはわかっているが、わたしは少しばかり心残りだった。
先輩がバスルームに私を誘い、わたしもそれに応じることにした。
わたしたちは湯船にたっぷりお湯を張ると、ぶっ通しで求め合った体を休めていた。
といっても、まったりとお湯に漬かっているのは先輩だけだ。
わたしは玄関先で脱衣を命じられた泥だらけの子供のように、全身に浴びせられた先輩の体液をひたすら洗い流していた。
「……先輩も、少しぐらい体洗うの手伝ってくださいよ。もとはと言えば、先輩が出したもんなんですからね。」
気持ちよさそうに大きな湯船の中で足を延ばす先輩に、そんな恨み言を言ってみる。
ああ、ごめん、と先輩が、わたしの手や背中を泡立てたタオルで洗ってくれた。
「言っとくけど、エッチな洗い方したらダメですよ。もう体汚したくないですからね。」
もう、こっちも打ち止めだよ、と先輩が言い、わたしは笑った。

