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復讐の味は甘い果実に似て
第5章 表と裏 ~明日香の告白~
 長いキスが終わり、浩二はわたしから口を離すと、「じゃあ、教えてくれる?」と、話をせがんできた。
 だけど、わたしはもっと扇情的に、浩二に昨夜の話をしたかった。
 わたしが、恵梨と先輩の前で、どのように乱れ、激しくイかされたのかを、浩二の耳元でささやきながら劣情を煽り、浩二を射精に導きたかったのだ。
 

 わたしは少しだけ考えると、洗面所の棚から、スキンケア用のオリーブオイルを取り出した。
「ねえ、浩二、昨日の話を聞きながら、さっきみたいに射精したくない……?」
 そう言って誘いをかけたわたしは、とてつもなく扇情的な目をしていただろう。
 浩二が生唾を飲みこむように頷いた。

「……浩二は手でイきたい?……それとも、さっきみたいに足がいい?」
「……あ、足がいい。」
 想像どおりの答えに、わたしは淫靡な笑みを浮かべる。
「じゃあ、服を脱いで、全部……」
 わたしが求めるまま浩二は服を脱ぎ、わたしも同じように脱いでいく。

 わたしはベッドに浩二を寝かせると、寄り添うように寝て、浩二のペニスを自分の膝裏で挟み込んだ。浩二が声を漏らしたが、わたしはお構いなしに手に持ったオリーブオイルを、膝裏から顔を出している浩二のペニスに垂らす。
 そのまま、わたしは足首をもって足をスライドさせて、浩二のペニスを擦り上げてみた。
 ネットの動画で見た膝裏コキというやつだ。

 浩二が甘いうめき声をあげて、わたしの膝に挟まれたペニスをビクビクと震わせる。
「あ、明日香にこんなことしてもらえるなんて……」
 浩二が刺激に悶えながら、うれしそうに私に言う。
「もう、これくらい、言ってくれれば、いつでもしてあげたのに。」
 わたしは笑いながら浩二の頬にキスした。

 ネットの動画でたまたま見たことが、こんなに喜んでもらえるとは思わなかった。
 今のは試行だけど、これならいい感じでイってくれそうだった。
「……じゃあ、話してもらえる? 昨日の夜のこと」
 そして、浩二から改めてリクエストがきた。
 わたしは浩二の耳元で、ゆっくりと、誘うように昨夜のことを話し始めた。

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