この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
銀行員 有田雄一、私は「女」で出世します
第4章 ママ、お願い。お礼は体で払います
≪急がば廻れ≫

シャワーを浴びて、すっきりした有田がリビングでビールを飲んでいると、入り口のドアを開ける音がした。

「ああ、飲み過ぎちゃった…」

紺地に花柄のワンピース、それに白いカーディガンを羽織ったママの久美子は足元がおぼつかない。

時計を見るとまだ午後10時30分。

「どうしたの?」
「榎本さんよ」
「やっぱり」
「知ってたの?」
「ああ、今夜、飲みに行こうって誘われたけど、断った」
「そうなの…私、あの人、好きじゃないのよ」
「どうして?」
「だってえばっているじゃない」
「仕方がないよ、課長だから」
「スナックじゃ、関係ないでしょう、そんなこと」
「まあ、そうだけど」
「それに、いつも仕事の話ばかり。だから、追い出して、店も閉めちゃった」

久美子はどかっとソファーに腰を下ろして、ふぅーと息を吐いたが、それは、酔っているというよりも、やはり不愉快なのか?ここで「吉田社長の件だけど」と言い出せば、「あんたまで?帰ってよ!」と言われかねない。

「お水、ちょうだい」と久美子はワンピースのファスナーを外している。

急がば廻れ、急いてはことを仕損じる。「はい、お冷」とグラスを差し出した有田はそのままカーペットに座ると、久美子の足首を掴んだ。

「何?」
「疲れている時はマッサージ」
「出来るの?」
「へへへ、任せて下さいよ。こう見えても、大学時代に医療院でちゃんと習ったんだから」
「本当かしら…」
/113ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ