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銀行員 有田雄一、私は「女」で出世します
第4章 ママ、お願い。お礼は体で払います
≪目標達成はママ頼み≫
「ふぅぅ、気持ちいい…」
「そうね…」
1回戦を終えた二人は、バスタブに浸かっていた。
「ねえ、話ってなあに?」
「あ、いや…」
こういう場面ではなかなか言い難い。しかし、久美子は感がいい。
「仕事?」
「あ、うん、吉田さんのことなんだ」
「やっぱり…」
見抜かれている。
「え、どうして?」
「お店でね、榎本さんが言ってたのよ、『有田じゃ無理だな』ってね」
「そうか…」
有田は久美子に銀行での出来事を簡単に話した。
「なんだ、そんなこと」
「そんなことって、久美子さん、難しいんだよ、取引を奪うって」
「だから、あなたは榎本さんから『お前はバカか!』って言われちゃうのよ」
久美子はバスタブを出てシャワーのコックを捻った。
「久美子さんまで『バカ』って言うなよ」
「ふふ、ショック?」
「当たり前だよ」
振り向いた久美子は化粧をすっかり落としてスッピンになっていた。小さな染みはあるが、肌はきれいだった。
「何よ、ぽかんとした顔で」
「いや、久美子さん、やっぱりきれいだ」
「バカ、今はそんなこと聞いてないでしょう!」
「あ、ぷぁぁ…」
有田は顔にシャワーの湯をかけられてしまった。
「ふぅぅ、気持ちいい…」
「そうね…」
1回戦を終えた二人は、バスタブに浸かっていた。
「ねえ、話ってなあに?」
「あ、いや…」
こういう場面ではなかなか言い難い。しかし、久美子は感がいい。
「仕事?」
「あ、うん、吉田さんのことなんだ」
「やっぱり…」
見抜かれている。
「え、どうして?」
「お店でね、榎本さんが言ってたのよ、『有田じゃ無理だな』ってね」
「そうか…」
有田は久美子に銀行での出来事を簡単に話した。
「なんだ、そんなこと」
「そんなことって、久美子さん、難しいんだよ、取引を奪うって」
「だから、あなたは榎本さんから『お前はバカか!』って言われちゃうのよ」
久美子はバスタブを出てシャワーのコックを捻った。
「久美子さんまで『バカ』って言うなよ」
「ふふ、ショック?」
「当たり前だよ」
振り向いた久美子は化粧をすっかり落としてスッピンになっていた。小さな染みはあるが、肌はきれいだった。
「何よ、ぽかんとした顔で」
「いや、久美子さん、やっぱりきれいだ」
「バカ、今はそんなこと聞いてないでしょう!」
「あ、ぷぁぁ…」
有田は顔にシャワーの湯をかけられてしまった。