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銀行員 有田雄一、私は「女」で出世します
第6章 エロ芝居?それはないぜ
有田はぐらっと気持ちが動いたが、これでも銀行員、プライドはある。一応、「いやあ、難しいですよ、これは」と言ってみたが、「明日からお稽古よ」と雪乃が太腿を擦ってくる。もう、スケベな心の外堀どころか内堀まで埋められていた。
仕方がない。引き受けるなら、「踊りだけじゃないでしょう?」と言えば、「それはまあ、ははは、分かっているじゃなえか」と小鹿はニヤニヤ笑っている。
しょうがない、ワイフが帰って来るまで、あと一月。遊ぶか…有田はそう割り切ったが、女とは嫉妬深いもの。
「有田ちゃん、本気になっちゃダメよ」と久美子が腕を抓ってきた。そして、「搾り取っちゃうから」と、その晩も有田は久美子のところに泊まらざるを得なかった。
明日も遅刻か…途中でトイレに立ったが、自分ながら驚いた。あれはピンピンしていた。