この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
銀行員 有田雄一、私は「女」で出世します
第7章 今度の相手は家元

「だから嫌だって言ったんですよ。これじゃあ、お家元の前には出れませんよ。ああ、銀行員人生も終りです。責任取って下さいよ…」

不貞腐れた有田は小鹿からグラスをひったくると、中のビールをグイッと飲み干した。

「おい、やけになるな。これはチャンスだぞ」
「何がチャンスですか、冗談も休み休み言って下さい」

ふくれっ面の有田とは対照的に、小鹿は喜色満面、鼻歌を歌いながらブランデーと氷を用意してきた。

「お前たちはご褒美を頂いたんだぞ、あの気難しい浅丘正巳に」とご機嫌な小鹿に、「冗談はやめて下さいよ。あんな踊り、接待の場で出来ますか?」と仏頂面の有田が文句を言った瞬間、「だから、お前はバカなんだよ」と言うと同時に、パシーン!と竹の棒が飛んできた。

「痛っ…」

有田は頭を抱えるが、小鹿は「おい」とグラスを差し出しながら、「吉田社長の時、お前は接待の場で決め手となるセールスをしたか?」と問い掛けてきた。

「あ、いや…」
「久美子が仕掛け、俺とエロ坊主が仕上げた」
「それはそうですが…」
「裏の顔を知れってことだよ」

有田は小鹿が何を言いたいのか分らなかったが、ともかく、彼はご機嫌で、有田のグラスにブランデーを注いでいる。

/113ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ