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銀行員 有田雄一、私は「女」で出世します
第8章 縄秀と看護師

「あん…」

風間さんが大げさに声を出した。

「いいねえ、これ最高だな」
「あん、いやよ。指じゃなくて、ねえ、けん玉の尖がりで挿してよ」
「ははは、尖がりか…お、おお、いいぞ、これは」

けん玉には日本一周とか世界一周って技があるけど、最後は尖がりに突き刺し…そんなことを思いだした有田は風間さんを湯船の縁に座らせると、ペニスに手を添えずに割れ目に向かって腰を突き出した。

「何をやっているのよ、ああ、焦れったいわね。早く、早く入れてよ!」
「ダメ、ダメ。けん玉だよ、けん玉。手を使っちゃいないんだ。お、おっと、もう少し…」
「ああ、右、右、いや左よ…」
「ダメ、ダメ、動いちゃ…よ、よ、よし、そう、そう、は、入った!」
「あん!」

何とか繋がった二人の腰は柳のようにしなやかに動き出した。

「あ、あああ、ああ、いい、いいわよ…」
「か、風間さん…」

遊びながらのセックスは、殊の外、気持ちがいい。喘ぎ声もどんどん大きくなる。座敷で飲んでいる小鹿たちが気付くは時間の問題だ…

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