この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
銀行員 有田雄一、私は「女」で出世します
第10章 奇跡の逆転ホームラン!

だが、「ねえ、今回は金沢先生もいないのよ」という彼女の返事を聞いて、有田の顔は曇った。

金沢先生こと縄秀は「私に任せなさい」と言っていた。勝手に出掛けて行って、失敗したら、取り返しがつかない。だが、風間さんはそんなことお構いなしに誘ってくる。

「それ、まずくないですか?」と有田は渋い返事をしたが、なぜか風間さんは明るい。

「どうしていけないの?」
「だって…」

分かったことを聞くなよと有田はイラついたが、「私と二人きりじゃイヤ?」と甘い言葉が返ってきた。

そうか、そういうことか。正月ボケした頭がいっぺんに生き返った。

「そう、そうですね…じゃあ、行きましょうか」
「そうよ、そうこなくちゃ。じゃあ、明日、午前10時、金沢小児科の前で待っているから」

縄秀抜きで行っても、仕事の話をしなければ約束違反にはならない。それより、帰りに風間さんと「けん玉遊び」ができる。憂鬱な気分はすっ飛んだ。

「さあ、頑張りますか」

気合いを入れ直した有田は「喫茶あけみ」を飛び出していった。

/113ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ