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スパダリ課長とチート主人公な私の話。
第24章 10年越しの告白と訪問者
19時ーー安岡くんとの待ち合わせ時間。
浜松駅近くにある居酒屋に私たちはいる。
「お疲れ様。」
グラスを合わせて乾杯する。
「安岡くんと仕事以外で一緒にいるのがすごい不思議。」
「いや、逆っしょ。仲良かった同級生と同じ職場で同じ仕事をしてる方が不思議だわ。」
「たしかに…まさか、私たちが同じプロジェクトに選ばれるなんて思わないからね。」
安岡くんはしばらく考えこんだようにしてから、グラスのお酒を半分飲み干す。
「ところで、課長とは本当に何もないわけ?最近、佐倉と稲葉課長が仲良いって噂なってるので知ってる?」
そんな噂があるんだ。
知らなかった…何となく出所は想像つくけど。
「本当に何もないよ…ただ、休日出勤したときとか残業したときに偶然課長も一緒でご飯奢ってもらったりはしたけど。」
「本当にそれだけ? 俺、何となくだけど課長って佐倉に気があるんじゃないかって思うんだけど…。」
「それはないって。課長…仕事がすごくできて、後輩にも厳しい人が好きって言ってたし。それってさ、浅倉主任っぽくない?」
「浅倉主任か…まあ言われればそうっぽいけど、その条件の人なら佐倉も当てはまってると思うけど?」
安岡くんはそんなに私と課長をくっつけたいの?
そんなこと、無理なのに…。
だって、本当に好きな人に彼女『役』なんて頼まないでしょ。
浜松駅近くにある居酒屋に私たちはいる。
「お疲れ様。」
グラスを合わせて乾杯する。
「安岡くんと仕事以外で一緒にいるのがすごい不思議。」
「いや、逆っしょ。仲良かった同級生と同じ職場で同じ仕事をしてる方が不思議だわ。」
「たしかに…まさか、私たちが同じプロジェクトに選ばれるなんて思わないからね。」
安岡くんはしばらく考えこんだようにしてから、グラスのお酒を半分飲み干す。
「ところで、課長とは本当に何もないわけ?最近、佐倉と稲葉課長が仲良いって噂なってるので知ってる?」
そんな噂があるんだ。
知らなかった…何となく出所は想像つくけど。
「本当に何もないよ…ただ、休日出勤したときとか残業したときに偶然課長も一緒でご飯奢ってもらったりはしたけど。」
「本当にそれだけ? 俺、何となくだけど課長って佐倉に気があるんじゃないかって思うんだけど…。」
「それはないって。課長…仕事がすごくできて、後輩にも厳しい人が好きって言ってたし。それってさ、浅倉主任っぽくない?」
「浅倉主任か…まあ言われればそうっぽいけど、その条件の人なら佐倉も当てはまってると思うけど?」
安岡くんはそんなに私と課長をくっつけたいの?
そんなこと、無理なのに…。
だって、本当に好きな人に彼女『役』なんて頼まないでしょ。