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スパダリ課長とチート主人公な私の話。
第30章 ミツキとソラの秘密の話
『俺たち似てますね』

『そう…ですね』

似てるけど、相手への抱えてる想いは違う気がする。
ミツキさんは今はソラよりもリアルに好きな人の方が好きで悩んでる…けど、私はーー…。

課長と浅倉主任が親密な関係かもと思った日から、安岡くんでもミツキさんでもいいから、好きって言ってくれた人の方へ逃げたくなってる。

ミツキさんならーー…ミツキさんのことは好きだから、そっちへ逃げたい気持ちでいっぱいになる。


かなりのリアルを晒した今、ネトゲ内でしか繋がりはないとしても、会えなくても、声を聞けなくても…気持ちが楽になるなら、それもアリかと思ってしまう。


『ソラさん。今の話を踏まえて、もう一度考えてみて下さい。相方について』

ミツキさんはネトゲ恋愛できますか?ーー…そう聞きたい気持ちは抑える。

『何も問題ないです。私はミツキさんと相方になりたい。それで…これからも話を聞いてもらいたいです。』

『わかりました。では相方の件はよろしくお願いします。俺もソラさんには色々相談乗ってもらいたいしね。』

可愛いらしいキャラが何だか落ち着いた大人の男性を彷彿させる話し方で、ますます課長に似ていると感じてしまい、胸がドキドキとしてきたーー…。


恐らく、私が言う相方の意味とミツキさんの言う相方の意味は違うものになった気がする。
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