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スパダリ課長とチート主人公な私の話。
第31章 【小話2】とある日の大学生3人組
ーーネトゲ内にてーー

『ソラさん、このアイテム(お揃いの腕輪)のさらに防御率上がるものがあるんですが、一緒にどうですか?』

『いいですね!欲しいです』

『それじゃ、ドロップしたアイテムいくつか売って買いましょうか』



こんな二人の様子を木陰から眺める、偶然にも知り合った大学生組。

『なあ、あの二人、いつも以上に仲良くないか?』

『たしかに!!ミツキ姉さんが積極的??』

『ソラさんも嬉しそうだよね?というか、二人の世界?』

えー、何だろ…もしかしてミツキとソラの間に何かあった?
まさかアイツら、恋愛的な発展でもしたのか?

『コウくん!これは、ギルドの一大事だよ!明日話そうよ』

『俺、2限の後、4限まで講義ないからその時ならいいよ』

『あたしも3限休講♡シュリは?』

『俺は3限の後しか時間ない』

『じゃあとりあえず、2限終わったら、食堂集合ね!シュリは終わったら速攻で来て!』





翌日ーー大学構内にて


「宏ちゃん、お待たせー♡」

ド派手な金髪女、怜奈が手を振って近づいてくる。

「こ、宏ちゃん??」

「まあまあ気にしないで♡」

20年生きてきて、宏ちゃんなんて、ガキの頃に母親から呼ばれただけしか記憶にねえし。

「で、ミツキ姉さんとソラ兄なんだけど。」

あぁそうか。コイツはミツキの秘密を知らないんだった。
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