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スパダリ課長とチート主人公な私の話。
第33章 甘くて……苦い……
ミツキさんが私……いや、ソラを意識してるって言った。
あのフワフワな可愛いミツキさんが実は男の人で……意識してるだって。
相方になってから数日ーー私はミツキさんのことばかり考えている。
話せば話すほど、ゲーム内だけど、ミツキさんを知れば知るほど、課長に似てるなあと思っては脳内でミツキさんを課長に変換して悶えるという、何とも変態っぷり……をパソコンの前で発揮している。
「佐倉ー。試食するから、会議室集合だって。」
「きゃっ!」
パソコン画面は仕事内容だけど、脳内ではミツキさんの言動でニヤけそうになっていた私は安岡くんに肩をポンっとされ、物凄くびっくりしてしまった。
「佐倉さん!?何かありましたか?」
目の前の席の金井さんが驚いてこちらを覗き込むように立ち上がった。
「あ、何かわりぃ。驚かすつもりはなかったんだけど。」
安岡くんも慌てたようにそう言うから、社内にいる数人が私たちの方を見る。
その中には課長もいて……チラっと見て目が合ったけど晒された。
課長とよく似たミツキさんと仲良くなればなるほど、現実の課長とはうまく向き合えず……ほんの数日前の幸せな日ですら遠い過去のように思えてくる。
もう、練習はいらないのかな……。
あのフワフワな可愛いミツキさんが実は男の人で……意識してるだって。
相方になってから数日ーー私はミツキさんのことばかり考えている。
話せば話すほど、ゲーム内だけど、ミツキさんを知れば知るほど、課長に似てるなあと思っては脳内でミツキさんを課長に変換して悶えるという、何とも変態っぷり……をパソコンの前で発揮している。
「佐倉ー。試食するから、会議室集合だって。」
「きゃっ!」
パソコン画面は仕事内容だけど、脳内ではミツキさんの言動でニヤけそうになっていた私は安岡くんに肩をポンっとされ、物凄くびっくりしてしまった。
「佐倉さん!?何かありましたか?」
目の前の席の金井さんが驚いてこちらを覗き込むように立ち上がった。
「あ、何かわりぃ。驚かすつもりはなかったんだけど。」
安岡くんも慌てたようにそう言うから、社内にいる数人が私たちの方を見る。
その中には課長もいて……チラっと見て目が合ったけど晒された。
課長とよく似たミツキさんと仲良くなればなるほど、現実の課長とはうまく向き合えず……ほんの数日前の幸せな日ですら遠い過去のように思えてくる。
もう、練習はいらないのかな……。