この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
スパダリ課長とチート主人公な私の話。
第33章 甘くて……苦い……
「なあ、余計なお節介かもしれないけど、最近……佐倉と課長って何かあった?」
会議室に向かう途中で安岡くんが言いにくそうに切り出す。
「だから、何もないって」
「お前は知らないかもしれないけど、佐倉が課長と別れたったいう噂まであるんだぞ。前に比べて一緒にいるところを全く見なくなったって。」
はっ? 私、課長と付き合ってる設定だったの?
前にも思ったけど、何で噂の内容って当事者にはわからないんだろ……。
「その噂自体、何で流れてるのか、心当たり……」
あー、もしかして食堂でたまに一緒のところを見られて……とか?
「俺個人としては、結婚式の日のことがあるから、最近の二人の様子見てたら、不自然な気もするけどな」
会議室に到着してそれ以上は何も言わなかったけど……不自然か。
ホントそうだよね。
「安岡くん、佐倉さん、お疲れ様。とりあえず、男性向けにビターなものと女性向けに甘めのものを用意したけど、確認してもらえるかな? 」
浅倉主任がテーブルに置いてある小皿を指差す。
小皿には小さくカットされたスポンジケーキがあって、チョコ系の味でいくつか用意されている。
「浅倉、俺、これダメだわ」
課長が何とも言えない顔で一つの皿を指差す。
会議室に向かう途中で安岡くんが言いにくそうに切り出す。
「だから、何もないって」
「お前は知らないかもしれないけど、佐倉が課長と別れたったいう噂まであるんだぞ。前に比べて一緒にいるところを全く見なくなったって。」
はっ? 私、課長と付き合ってる設定だったの?
前にも思ったけど、何で噂の内容って当事者にはわからないんだろ……。
「その噂自体、何で流れてるのか、心当たり……」
あー、もしかして食堂でたまに一緒のところを見られて……とか?
「俺個人としては、結婚式の日のことがあるから、最近の二人の様子見てたら、不自然な気もするけどな」
会議室に到着してそれ以上は何も言わなかったけど……不自然か。
ホントそうだよね。
「安岡くん、佐倉さん、お疲れ様。とりあえず、男性向けにビターなものと女性向けに甘めのものを用意したけど、確認してもらえるかな? 」
浅倉主任がテーブルに置いてある小皿を指差す。
小皿には小さくカットされたスポンジケーキがあって、チョコ系の味でいくつか用意されている。
「浅倉、俺、これダメだわ」
課長が何とも言えない顔で一つの皿を指差す。