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スパダリ課長とチート主人公な私の話。
第3章 チート系ヒロインは2次元ヒロインに恋する
その後、ヤスさんの機転により、ソラのムッツリ疑惑は晴れた。


『みんな一旦落ち着いて。ここはネットの中で俺たちは素性も知らないわけだし、顔が見れないからって度がすぎることを言うのは辞めようね。実際中の人の性別すらわからないんだし』



それはそうだ。
私だってキャラクターは男で一人称は“僕”だから周りからは中も男だと思われてるけど、実際はネカマだしね。


それからはいつものメンバーでクエストや狩りをして、恐らく一番年下のレナちゃんが落ちてから徐々にメンバーが減っていった。

最後に残ったのは私とミツキさん。



ミツキさんの個人チャットを開く。



『今日はありがとうございました。ミツキさんのおかげでレベルも上がったし、装備品も買えて良かった。それと…本当、僕は変なこととか思ってないから。それだけは信じて』


一瞬妄想してしまったことはバレたくない。
中の人なんてわからないのにミツキさんに対するソラは紳士でいたい。



ソラとしてーー…。
完全にミツキさんへの恋心を自覚ーーー。
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