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スパダリ課長とチート主人公な私の話。
第35章 僅かな期待
「おーい、佐倉さん? 」
お店と駅に続く道にあるベンチに座っていた私の前に課長が現れた。
ネクタイを緩めていて少しラフな感じにも思えるスーツ姿でドキドキと鼓動が速くなる。
まだクラクラするけど、さっきよりはマシでだいぶ冷静になれた。
「佐倉って酒弱かったのな」
「……ゆっくり飲んでれば大丈夫なんですけど、一気飲みは一瞬で酔いが回るみたいで……さっきはすみませんでした」
何であんなこと言っちゃったのかすごく反省した。
浅倉主任と仲の良い課長を見たくなくて……子供じゃないんだから。
「うーん、まあ驚いたのは事実だけど」
課長が私の隣に座った。
さっきよりもドキドキが増して……短い期間で好きになりすぎてる課長への想いはキャパオーバーになりつつある。
「でも珍しいのが見れて、少し嬉しかったというか……」
考えるように言う課長の言葉がうまく頭の中に入ってこない。
嬉しいって何で?
「んー、違うな。嬉しいというより、可愛いって思った」
昼間と同じく頭を撫でる。
ホントやめて欲しいーーこれ以上好きになるのは辛い。
お店と駅に続く道にあるベンチに座っていた私の前に課長が現れた。
ネクタイを緩めていて少しラフな感じにも思えるスーツ姿でドキドキと鼓動が速くなる。
まだクラクラするけど、さっきよりはマシでだいぶ冷静になれた。
「佐倉って酒弱かったのな」
「……ゆっくり飲んでれば大丈夫なんですけど、一気飲みは一瞬で酔いが回るみたいで……さっきはすみませんでした」
何であんなこと言っちゃったのかすごく反省した。
浅倉主任と仲の良い課長を見たくなくて……子供じゃないんだから。
「うーん、まあ驚いたのは事実だけど」
課長が私の隣に座った。
さっきよりもドキドキが増して……短い期間で好きになりすぎてる課長への想いはキャパオーバーになりつつある。
「でも珍しいのが見れて、少し嬉しかったというか……」
考えるように言う課長の言葉がうまく頭の中に入ってこない。
嬉しいって何で?
「んー、違うな。嬉しいというより、可愛いって思った」
昼間と同じく頭を撫でる。
ホントやめて欲しいーーこれ以上好きになるのは辛い。