この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
スパダリ課長とチート主人公な私の話。
第36章 予定より早いけど
「じゃ『役』辞める?」

彩華の本音を聞いた気がしたから、咄嗟に出た言葉だった。
仕事に集中したくて、まだそんなこと言うつもりはなかった。

だけどーー。
俺と浅倉の関係を疑って、飲めない酒を煽るように飲んで、聞けないという思ってた心の内を聞けた気がして、すごい『愛おしい』なんて感じてしまった。
32年生きてきて、過去の恋人たちには感じたことのない気持ち。


可愛いーー。
すげえ可愛いーー。
すごく好きだーー。


「それって……どういうこと、ですか?」

困惑気味な彩華が視線を彷徨わせながら戸惑いがちに言う。
その顔はもうすでに意味がわかってるかのようで、真っ赤になってる。

「わからない? 」

「……わから、ない、です」

彩華は仕事でもそうだけど、真面目すぎるから、嘘が下手だ。
本当はわかってるくせに。


「彼女役を辞めて、本当に俺の彼女になる? 」

耳元に顔を寄せてそう言うと目に見えて真っ赤になる。

「可愛すぎ。彩華が俺でいいなら、彼女になってよ」

驚きと喜び? なのか、目を見開いて真っ直ぐ見るから、照れ隠しに頰にチュっと軽くキスをした。

「好きだよ。返事は? 」

「……私も、好きです」

そう言ったと同時に泣き出すから、少しだけあやしてから、荷物を取りに店へ戻った。
/290ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ