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スパダリ課長とチート主人公な私の話。
第40章 下心だけがあるわけじゃない
彼女になってよーーなんて言葉を半信半疑で何も言えずにいたら、頰に触れる唇の感触に全身がかぁぁっと熱くなった。
それから、好きだよって言われて……今は二人で会社に停めてる課長の車まで手を繋いで歩いてる。
隣に歩くその人を見上げるようにして見れば、少ししてから、照れたように見下ろされる。
「……彩華さん? もうそれ、辞めて。じっと見られるのは俺だって緊張する」
「すいませんっ」
慌てて視線を逸らした私の耳元に普段とは全然違う色気の含んだ声で囁く課長。
「可愛いすぎて家に帰せなくなっちゃうから」
それでもいいーーとはもちろん言えず、ただドキドキが増すだけ。
「はは、本当可愛すぎ」
「……からかってますよね?」
キッと軽く睨むように見上げた。
「からかってないよ。でも前にも言ったけど、好きな人は弄りたくなるんだよ。で、俺だけしか見れない顔とか見たい」
「……な、何ですか、それッ」
そんな風に言われたら、反論なんてできない。
ホント狡いーー私なんて課長とこうなれただけで嬉しくていっぱいいっぱいなのに。
それから、好きだよって言われて……今は二人で会社に停めてる課長の車まで手を繋いで歩いてる。
隣に歩くその人を見上げるようにして見れば、少ししてから、照れたように見下ろされる。
「……彩華さん? もうそれ、辞めて。じっと見られるのは俺だって緊張する」
「すいませんっ」
慌てて視線を逸らした私の耳元に普段とは全然違う色気の含んだ声で囁く課長。
「可愛いすぎて家に帰せなくなっちゃうから」
それでもいいーーとはもちろん言えず、ただドキドキが増すだけ。
「はは、本当可愛すぎ」
「……からかってますよね?」
キッと軽く睨むように見上げた。
「からかってないよ。でも前にも言ったけど、好きな人は弄りたくなるんだよ。で、俺だけしか見れない顔とか見たい」
「……な、何ですか、それッ」
そんな風に言われたら、反論なんてできない。
ホント狡いーー私なんて課長とこうなれただけで嬉しくていっぱいいっぱいなのに。