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スパダリ課長とチート主人公な私の話。
第40章 下心だけがあるわけじゃない
駐車場に着くと、「どうぞ」と助手席側のドアを開けてくれた。
「お邪魔します」
何度か乗ったけど、彼女になって乗ると新鮮な気持ちになる。
やたら緊張もする。
運転席に座った課長が考え込むように人差し指の背を顎に当てる仕草をする。
カッコいいなーー。
ぼっーとほぼ無意識で見ていたから、課長が行動起こすまで気づけなかった。
「その顔、俺以外の前でしないでね」
助手席側に身を乗り出した課長に唇を塞がれる。
椅子の背もたれに押さえつけられるように少し離れてはすぐにキスをされる。
それを何度か繰り返すと、至近距離で見つめられた。
「帰したくない。明日予定ないなら、このまま一緒にいたい」
瞬きをするのを忘れたかのように課長を見つめていた。
「……私も、課長といたい」
「今さら、その呼び方はなしでしょ」
苦笑いをする課長に、しまったと思い、言い直した。
「……私も康之さんといたい」
「よく出来ました」
そう言うと触れるだけのキスをし、運転席に戻る。
「じゃあ行こうか」
康之さんの提案に「はい」と短く返事をした。
「お邪魔します」
何度か乗ったけど、彼女になって乗ると新鮮な気持ちになる。
やたら緊張もする。
運転席に座った課長が考え込むように人差し指の背を顎に当てる仕草をする。
カッコいいなーー。
ぼっーとほぼ無意識で見ていたから、課長が行動起こすまで気づけなかった。
「その顔、俺以外の前でしないでね」
助手席側に身を乗り出した課長に唇を塞がれる。
椅子の背もたれに押さえつけられるように少し離れてはすぐにキスをされる。
それを何度か繰り返すと、至近距離で見つめられた。
「帰したくない。明日予定ないなら、このまま一緒にいたい」
瞬きをするのを忘れたかのように課長を見つめていた。
「……私も、課長といたい」
「今さら、その呼び方はなしでしょ」
苦笑いをする課長に、しまったと思い、言い直した。
「……私も康之さんといたい」
「よく出来ました」
そう言うと触れるだけのキスをし、運転席に戻る。
「じゃあ行こうか」
康之さんの提案に「はい」と短く返事をした。