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スパダリ課長とチート主人公な私の話。
第43章 誘惑
泊まりにきてーーなんて、軽くではないけど、帰したくないのは事実で同意を得てから自宅まで連れてきた。

年甲斐もなくバーの帰り道からコンビニ寄った後から自宅まですごく緊張して、無言のまま彩華の手だけを離れないように繋いでいた。

家について、スーツから着替えると、一応3人掛けのソファの端っこで背筋をピンとして座ってるから、どれだけ緊張してるんだ、と思ったら笑いそうになったけど、酔い覚ましにアイスを渡してソファで並んで食べる。

その間も緊張しているのが手に取るようにわかってしまって思わず笑ってしまった。

本当に彩華は普段から想像できないほど、可愛いし、ピュアなのかな?

元カノの杏子は男に慣れている感じでデートもしたが、大概は身体を重ねる行為ばかり。
男は好きでもない女ともヤレる生き物で、定期的に溜まる欲を出す必要があるから、恋人という位置付けでそういった行為に積極的だったのは、こちらとしては好都合。
2年くらい付き合って「これってセフレでもいいんじゃない」と気付いてしまって、別れることにした。
その時はすでに杏子に対して恋愛感情なんてまったくなかった。
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