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第4章 休日返上とご褒美ランチ

「佐倉さん、もしかして体調悪い？顔色が優れないみたいだけど。無理させちゃってごめん。」

課長がポンと頭に手を乗せた。
30間近でこんなこと男性からされるなんて思ってなかったから、一瞬動揺してしまった。


「あ、いえ…体調悪いとかではなくて、ただ空腹なだけなので。」


あれ？
私ってばバカ正直に何を言ってるの？


「なるほど。それじゃ、打ち合わせ終わったら一緒にランチでもどう？今日のお詫びも兼ねて。」

ニコっとイケメンオーラ放ちながら微笑まれてさすがの私も断ることができなかった。

「はい…それじゃ、ご一緒させてもらいます。」


課長が戻るまで私はカフェで時間を潰すことになった。


あー、こんなことになるなら、もう少しマシな格好しておくんだった。
せめて、コンタクトとメイクをいつも通りにしとけば良かった。


そういえば急いで出てきちゃったからパソコン見てくるの忘れた。
ミツキさん、何か返事してくれたのかな…？