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スパダリ課長とチート主人公な私の話。
第46章 いつでも来ていいよ
目が覚めると、隣に人の気配はない。
このベッドの持ち主はどこ行ったんだろ……。

そこそこ強めのお酒を家に帰ってからも飲んでしまい、二日酔いになるかと思ったけど意外とそんなことなく、頭痛もない。

もちろん記憶もあってーー。

昨日の私は今まで経験したことないほど、快楽に身を委ねていた。
とは言ってもキスだけなんだから、驚いてはいる。

軽く服と髪を整えてから、ベッドを降りる。



リビングに入ると、ソファで横になって寝ている。
何でこんなところで……?
もしかして私がベッドを占領して?


カッコいい人は寝ててもカッコいい。
少しだけ生えてる髭とか整えてない髪とか……。

ヤバい……このままだと痴女になりそうな予感しかしない!

私は康之さんから離れてキッチンへ向かった。


冷蔵庫を開ける。
昨夜は飲み物欲しくて開けて、間違ってお酒を飲んだという何とも馬鹿な間違いをしてしまい、まともに中は見てなかった。

料理はしないって言ってただけあって、たしかにほとんど入ってない。
卵、ハム、玉ねぎ、ベーコンか。
後は食パンが置いてあるし、調味料は……。
あ、コンソメがある?
料理しない人の家になぜ、コンソメあるのは気になるけどまあ今は好都合だから、いいか。

私はフライパンと鍋を探して、簡単な朝食を作ることにした。
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