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スパダリ課長とチート主人公な私の話。
第46章 いつでも来ていいよ
出来上がったタイミングでソファで寝ていた康之さんが起きた。
「おはようございます。勝手に色々と借りちゃいました」
「ん……いい匂い」
うわぁ! 寝起きで気怠そうな感じがいい!
私、完璧すぎる人より、こう隙もある人が好きなんだな。
テーブルに作ったものを並べると康之さんがやってくる。
トースト、スクランブルエッグ、スープが朝食。
作ったとは言い難いけど……。
「いただきます」
丁寧に手を合わせて食べる。
「……上手い……」
「あぁ良かった」
「誰かに作ってもらうのっていいよな。それが好きな人ならなおさらいい」
「そ、そんな褒められると……」
大したものを作ってないのにそういう風に言われたら嬉しくなる。
「彩華に毎日作ってもらえたら幸せだろうな」
ポツリ、と思わず出てしまったという感じで呟く康之さん。
「えっと……それって……」
私の方が照れてしまう。
だって、それって……!!
「ちょっと待ってて」
食べ終わった食器を片付けついでに別の部屋へ向かう。
私も流しにお皿を持っていき、洗い物をする。
「彩華、これ」
康之さんが手に持っているものを私の前に差し出す。
「あ、あの! これって……」
「いつでも来ていいよ。彩華の手料理食いたいし」
私は渡された合鍵を見つめた。
「おはようございます。勝手に色々と借りちゃいました」
「ん……いい匂い」
うわぁ! 寝起きで気怠そうな感じがいい!
私、完璧すぎる人より、こう隙もある人が好きなんだな。
テーブルに作ったものを並べると康之さんがやってくる。
トースト、スクランブルエッグ、スープが朝食。
作ったとは言い難いけど……。
「いただきます」
丁寧に手を合わせて食べる。
「……上手い……」
「あぁ良かった」
「誰かに作ってもらうのっていいよな。それが好きな人ならなおさらいい」
「そ、そんな褒められると……」
大したものを作ってないのにそういう風に言われたら嬉しくなる。
「彩華に毎日作ってもらえたら幸せだろうな」
ポツリ、と思わず出てしまったという感じで呟く康之さん。
「えっと……それって……」
私の方が照れてしまう。
だって、それって……!!
「ちょっと待ってて」
食べ終わった食器を片付けついでに別の部屋へ向かう。
私も流しにお皿を持っていき、洗い物をする。
「彩華、これ」
康之さんが手に持っているものを私の前に差し出す。
「あ、あの! これって……」
「いつでも来ていいよ。彩華の手料理食いたいし」
私は渡された合鍵を見つめた。