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スパダリ課長とチート主人公な私の話。
第50章 遅くなったクリスマス
二次会行くのを断り、駅へ向かう。
いつもと同じ電車に乗るためにホームへ向かう。
「お疲れ様」
「…お疲れさまです」
ホームが待ち合わせの場所。
会社に言ってもいいっていう課長とまだ内緒にしておきたい私。
「何か言いたそうな顔してるよね? 」
手を繋いで、電車を待っているときに顔を覗き込むようにして見てくる。
「浅倉主任のこと。何で言ってくれなかったんですか」
「結婚して子供いるってこと? 」
「そうです! それを知ってれば…疑うこともなかったのに」
浅倉主任が結婚してるなんて知らなかったから、私は課長が好きなのは浅倉主任だと思い込んでいた。
だから、彼女『役』を私に頼んだんだと思っていたのだ。
「彩華が知らなかったって思ってなかったから。これは本当。で、俺が浅倉を好きだって勘違いしてたのは面白いから黙ってた」
「面白いって何ですか!? 」
手を振り払おうとしたけど、逆に引き寄せられてしまった。
「お陰で、俺への想いが聞けて良かったよ。"彼女になれて良かった"って」
真剣な目で優しそうに微笑みながら言うから、それだけで心臓がぎゅーってなる。
この顔に弱い……。
いつもと同じ電車に乗るためにホームへ向かう。
「お疲れ様」
「…お疲れさまです」
ホームが待ち合わせの場所。
会社に言ってもいいっていう課長とまだ内緒にしておきたい私。
「何か言いたそうな顔してるよね? 」
手を繋いで、電車を待っているときに顔を覗き込むようにして見てくる。
「浅倉主任のこと。何で言ってくれなかったんですか」
「結婚して子供いるってこと? 」
「そうです! それを知ってれば…疑うこともなかったのに」
浅倉主任が結婚してるなんて知らなかったから、私は課長が好きなのは浅倉主任だと思い込んでいた。
だから、彼女『役』を私に頼んだんだと思っていたのだ。
「彩華が知らなかったって思ってなかったから。これは本当。で、俺が浅倉を好きだって勘違いしてたのは面白いから黙ってた」
「面白いって何ですか!? 」
手を振り払おうとしたけど、逆に引き寄せられてしまった。
「お陰で、俺への想いが聞けて良かったよ。"彼女になれて良かった"って」
真剣な目で優しそうに微笑みながら言うから、それだけで心臓がぎゅーってなる。
この顔に弱い……。