この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
スパダリ課長とチート主人公な私の話。
第50章 遅くなったクリスマス
「彩華たちは何を話してたの? 」
随分盛り上がってたよね、と付け加えて課長が言う。
「彼氏と過ごしたクリスマスについてです。今の若い男の子って料理を作って帰りを待ってたり、ケーキまで作る人もいて、すごいですよね」
誰の彼氏かは言わないで、さっき聞いた話を語っていた。
「彩華もそーゆう男の方がいい? 」
チラっと数センチ上から見下ろしてそう聞く。
課長は一人暮らし歴長いのに料理が全くできない。
掃除や洗濯は好きだからしてるけど。
完璧に何でもできる人もいいけど、どちらかというと、できないことがある方がいい。
「私は料理するのが好きなので、できない人の方がいいです。それにできるなら、一人でやりたいタイプなので」
チラっと上を見上げて言えば、空いてるほうの左手で顔を抑えていた。
照れてる?
「……寝かせてやる自信ねえ……」
課長が言った言葉はタイミング良く電車が来て聞き取れなかった。
随分盛り上がってたよね、と付け加えて課長が言う。
「彼氏と過ごしたクリスマスについてです。今の若い男の子って料理を作って帰りを待ってたり、ケーキまで作る人もいて、すごいですよね」
誰の彼氏かは言わないで、さっき聞いた話を語っていた。
「彩華もそーゆう男の方がいい? 」
チラっと数センチ上から見下ろしてそう聞く。
課長は一人暮らし歴長いのに料理が全くできない。
掃除や洗濯は好きだからしてるけど。
完璧に何でもできる人もいいけど、どちらかというと、できないことがある方がいい。
「私は料理するのが好きなので、できない人の方がいいです。それにできるなら、一人でやりたいタイプなので」
チラっと上を見上げて言えば、空いてるほうの左手で顔を抑えていた。
照れてる?
「……寝かせてやる自信ねえ……」
課長が言った言葉はタイミング良く電車が来て聞き取れなかった。