パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第4章 休日返上とご褒美ランチ

えっ！？

事実ではないのに何故か顔が赤くなってしまう。


「ちょちょちょ、ちょっと！何言ってるの！？彼女はそんなんじゃないから！職場の子だから。」


隣を見ると同じく赤くなりながら見事は動揺っぷり。
慌てて弁解する課長が珍しくて思わず笑ってしまった。


「初めまして。稲葉課長にはいつも職場でお世話になってる、佐倉と言います。課長とは決してそのような関係ではありません。」

「ぷっ」「佐倉さんのハッキリした物言い好きだよ。」

楽しそうに吐き出す女性と苦笑いした課長の言葉がハモった。

「あたしは長谷川和枝。ヤスくんの叔母だよ。さあさあ、奥の席空いてるからどうぞ。」

私たちは案内されるがまま奥の席へ行った。



「本当色々申し訳ない。」

恥ずかしそうに謝る課長。
今日は色んな表情の課長を見ている気がする。

「普段の課長からは想像できない姿が見れて私はけっこう楽しいというか…課長も普通の人間だったんだなって思いました。」

半分本音半分冗談で言うと課長は「何それ。」と笑った。