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第4章 休日返上とご褒美ランチ

この店は課長が高校生、大学生のときによく通っていたお店で社会人になってからは頻繁には来れなくなったが、休日にたまに行ってるらしい。


「叔母って昔からあんな人だから、頭が上がらないというか敵わない相手なんだよね。」

「課長でも敵わない相手いたんですね。」

「そりゃあいるよ。俺も普通の人間だからね。まあ佐倉さんにも敵わないなって思ってるけど。」

「いやいや何言ってるんですか！？ 私なんてどこにでもいる普通の人ですよ。」

かなりゲーマーというオタク要素強い生活をしてるという周りには言えてない秘密はありますが。

「佐倉さん、過小評価しすぎ。入社時からあそこまで仕事速いのはすごいよ。」

長年ネトゲにハマってるからかタイピングだけは自信ある。
そんなこと言えないけどね。


そんな話をしてるうちに課長おススメのご飯が運ばれてきた。
とても優しくて懐かしい味がする。
食べたのは初めてなんだけど、家庭的な味。
和食好きな私はすっかり気に入ってしまった。


課長はそのまま自宅まで送ってくれた。

「今日はありがとう。すごく助かったよ。」

「いえ、こちらこそ、ありがとうございました。」



久々に充実した休日を過ごした気がした。