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スパダリ課長とチート主人公な私の話。
第50章 遅くなったクリスマス
軽いものを含めたら何度も何度もイキすぎて愛おしい人が絶頂を迎えた瞬間、意識を手放してしまった。
そのまま目が覚めると裸のままだった身体が密着するように抱きしめられていて、その温もりを堪能しつつ、柔らかな触り心地良い髪を撫でていたら、自分の左手が目に入った。
そっーと身体を起こして、よく見るとーー。
「えっ? 何で? いつの間に?? 」
左手の小指にはシンプルだけど赤い小さな石が3つ並んだピンクゴールドの指輪が嵌められていた。
まじまじと見ていたところへ声をかけられる。
「おはよ」
「…おはよう、ございます」
私が買ったものじゃないし、昨日までは指輪なんてしてなかったから、これをつけたのはお腹あたりを抱きしめる愛おしい彼でしかない。
「サプライズ喜んでくれた? 」
左手を取り、指輪のはまっている小指に口付けながら聞く。
その行動が色気とか王子様っぽいとか忠誠とか色々考えてしまって、目頭がほんの少し熱くなる。
「びっくりしました。でもすごく嬉しいです」
「薬指じゃまだ早いかなって思って、悩んで小指ならって思ったんだ。で、左手は幸せを溜めるっていう意味もあるんだって。いつか、薬指にもはめてもらう予定だから、それまでは幸せ逃さないようにお守りね」
言われた意味をすぐには理解できなかったけど、わかった瞬間、無言で何度もうなづいた。
そのまま目が覚めると裸のままだった身体が密着するように抱きしめられていて、その温もりを堪能しつつ、柔らかな触り心地良い髪を撫でていたら、自分の左手が目に入った。
そっーと身体を起こして、よく見るとーー。
「えっ? 何で? いつの間に?? 」
左手の小指にはシンプルだけど赤い小さな石が3つ並んだピンクゴールドの指輪が嵌められていた。
まじまじと見ていたところへ声をかけられる。
「おはよ」
「…おはよう、ございます」
私が買ったものじゃないし、昨日までは指輪なんてしてなかったから、これをつけたのはお腹あたりを抱きしめる愛おしい彼でしかない。
「サプライズ喜んでくれた? 」
左手を取り、指輪のはまっている小指に口付けながら聞く。
その行動が色気とか王子様っぽいとか忠誠とか色々考えてしまって、目頭がほんの少し熱くなる。
「びっくりしました。でもすごく嬉しいです」
「薬指じゃまだ早いかなって思って、悩んで小指ならって思ったんだ。で、左手は幸せを溜めるっていう意味もあるんだって。いつか、薬指にもはめてもらう予定だから、それまでは幸せ逃さないようにお守りね」
言われた意味をすぐには理解できなかったけど、わかった瞬間、無言で何度もうなづいた。