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第7章 お似合いな二人

ネトゲ三昧の週末を終え、リアル世界へと戻る。


スマホの目覚ましにしている着信音が鳴り、時刻を確認するといつも通りの時間。

大きく伸びをしてから、キッチンへ向かう。

お弁当と朝ごはんの用意をしながら、メイクをし、髪はゆるく巻いてから結ぶ。

朝ごはんを軽く食べてスーツに着替えた。

いつもと同じ時間に家を出る。
普段はあまりやらないスマホにイヤホンをつけ、昨夜知ったミツキさんの好きだという洋楽をかけた。
たまたま、そんな話になり、教えてもらってからすぐにスマホへ曲を入れた。

やや声が高めの男性ボーカルでバラード系だけど、歌い方は力強くて切ない。時々高音で掠れるところがいい。
ミツキさんが好きだからとか関係なく、一瞬で彼の歌う世界にハマった。

何となく。
どこかで聞いたことのある曲もある。