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第7章 お似合いな二人

ーー給湯室にてーー

「ねえねえ、課長と佐倉さん。下のロビーで仲良く話してるんだけど、もう見惚れちゃうくらい美男美女なの！すごい素敵。」

「佐倉さんなら課長の恋人になっても誰も恨まないよね。」

「たしかに。佐倉さんには勝てないよね。」

「音楽の趣味も合うみたいだよ。マイナーな洋楽が好きみたい。」

金井もさっき聞いた話をしながら二人の間に入っていく。

「洋楽！ 本当二人ともかっこいいよね。」





給湯室でこんな女子会が開かれてるとは知らず、彩華と康之は二人揃ってやって来た。

何か…気のせい？
周りからやたら注目浴びるんだけど。

それは課長も思ったようで苦笑いしている。

周りからの異様な視線は昼休憩まで続き、その中で午前中の仕事を終わらせた。


お昼ご飯はいつも食べている社食の隅でお弁当を広げた。
外の景色が眺められるところで私のお気に入りの場所。

「佐倉さんっ！」

数人の女性たちが目の前に立っている。
うちの課の子たちだ。