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⊥の世界
第1章 ⊥の世界
「イイ声出ちゃったねぇ、ヨクしてもらったら、お返しする。
セックスはスポーツだよ?
ダブルスと同じ、相手を見て動くんだよ。」
滅茶苦茶な理論を語る先輩に、えりはコクリと頷き、舌を伸ばして先輩の凶器を下から舐め上げた。
「ほらほら、えりちゃん気持ち良さそうだろ?
薬が効いてきたら、欲を解放しないと辛くなるだけだよ?
抵抗して痣とかできるの嫌でしょう?」
えりに見とれている間、私を押さえつける先輩達はやわやわと私の胸や太ももを撫でていた。
私は再び身体を強張らせたが、同時に諦め始めていた。
サークルの新歓コンパの二次会と称して、先輩の部屋で飲み直そうと誘われて、えりと二人ならばと疑いもせずついてきた私。
『うちは、飲みサー、ヤリサーじゃなく健全にテニスをするサークルだよ。』
真に受けた私が馬鹿だったのだ。
先輩の部屋に入って乾杯した。そのお酒に性的に興奮する薬を入れたと告げられて、『うそぉ』とえりと笑う。
急に先輩達の様子が変わり、えりが3人に、私が2人に引きずられるようにテーブルから離されたのだ。
「いやぁ~、いやぁ~、」
「あ~、こいつ抵抗して全然濡れないや。」
「もう、やっちゃった方が落ち着くんじゃね?」
「やだっ、やめて、それだけはやめてぇ。」
「それだけはって、逆にそれだけが目的なんだから、やめるわけないだろ?」
後ろにいる先輩が手足で私の手足を抱え込むようにして、前にいる先輩が立ち上がり服を脱ぐ。この先輩にも凶器はついているんだ。
訳のわからないことを考えていると、先輩がボトルからジェルのようなものを凶器に塗り付けていた。
「ローションだよ。濡れてなくても入れられるようにね。」
「やだ、やだ、やめてぇ。」
脚を解放されたと思ったら、その先輩に下着を引き抜かれて脚を担がれる。
「やだぁ、っぐ、痛いぃぃっ、、いや、いや、いや~」
勢いよく引き裂かれるように先輩が入ってきて、奪われるように喪失したのだ。