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レディー・マスケティアーズ
第10章 ポルトス&ダルタニァン ――パークサイド・パレス
「こら、前を向いて運転しろ!」
茂は、今度は浩一に罵声を浴びせる。
「よし、田野倉。その女のことをもっと思い出せ。これから、どう料理するかを考えなくてはならん。弱点とか、攻めどころとか。何でもいい」
「いや、もう。全部が弱点というか、全身これ性感帯で。しかも、男の命令は何でも聞きます。今日も言いつけ通り、エロエプロン一つで出迎えるはずです」
「エロエプロンだと?」
茂と浩一が、同時に声を発した。
この馬鹿、どこまで骨抜きにされたんだ。しかし、そんな女なら軽くいたぶれば、全部吐くかもしれない。昨日のアラミスとは違って、わざわざ八番装備を使うまでもないか。
ベンツは這うようなスピードで、江戸橋ジャンクション、両国ジャンクションと過ぎ、やっとのことで錦糸町出口に辿り着いた。
三人が住吉五丁目の「パークサイド・バレス」に到着したのは、夜の八時を回った頃だった。
茂は、今度は浩一に罵声を浴びせる。
「よし、田野倉。その女のことをもっと思い出せ。これから、どう料理するかを考えなくてはならん。弱点とか、攻めどころとか。何でもいい」
「いや、もう。全部が弱点というか、全身これ性感帯で。しかも、男の命令は何でも聞きます。今日も言いつけ通り、エロエプロン一つで出迎えるはずです」
「エロエプロンだと?」
茂と浩一が、同時に声を発した。
この馬鹿、どこまで骨抜きにされたんだ。しかし、そんな女なら軽くいたぶれば、全部吐くかもしれない。昨日のアラミスとは違って、わざわざ八番装備を使うまでもないか。
ベンツは這うようなスピードで、江戸橋ジャンクション、両国ジャンクションと過ぎ、やっとのことで錦糸町出口に辿り着いた。
三人が住吉五丁目の「パークサイド・バレス」に到着したのは、夜の八時を回った頃だった。