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レディー・マスケティアーズ
第9章 アラミス ――三軒茶屋 木庭浩一のマンション
「ふざけるな! ちゃんと吐け!」
 ひたすら突いては引いてを繰り返していた浩一までが、声を上げた。
「アトスは……館山千尋……。トーホー開発の……経理部に……潜入した。もう一人の……ポルトスは……山岸彩也子……。特命開発部に……」
「山岸彩也子? あの巨乳女か。そう言えば、最近姿を見ないな。例の取り立て屋が会社に押しかけて以来か。おい。今、どこで何をしている?」
「田野倉……祐作と……一緒に……江東区の……マンション……」
「くそっ! 田野倉が飼っていたのかよ。あの裏切り者! おれたちを出し抜きやがって」
怒りの矛先を田野倉に向けて、浩一が派手に舌打ちする。
「そんなことを言っている場合か! ともかく、すぐ田野倉を呼べ! あのバカ、その女に何も漏らしていないだろうな」
「でも、田野倉は出張で札幌に……」
「すぐに呼び返せ! 明日やつが戻ったら、おれたちもパークサイド・パレスに合流する。三人がかりで、その女を吐かせるぞ!」
「そうか。また、八番装備を使うんだな」
 浩一が、「うん、うん」と頷いた。
「それと、何かあった時の保険だ。あのマンションの管理人にまた金を掴ませて、監視カメラに小細工させろ! いつかの女と同じようなことがないとも限らん」
「わかったよ。それで、もう一人の経理の女はどうする?」
「人事の大泉に連絡して、すぐクビにしろ! いいや、待て。早く動きすぎて、仲間たちに気取られてもまずい。もうしばらく泳がせておけ」
 木庭茂が、派手に舌打ちした。
「それより叔父貴、この女はどうする?」
 浩一は、自分が貫いている女、ぐったりしているアラミス――星野菜緒美――を指した。
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