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背徳 嫁と舅の淫望
第2章 背徳への扉
 哲司が玄関のドアを閉め、カギを掛けて振り向くと彩香が哲司を抱いた。

 彩香の唇が哲司の唇に重なり、うめくような吐息が漏れた。
 彩香の舌の先がペロペロと気ぜわしく動いて哲司の唇を舐めた。
 哲司が少し唇を開くと彩香の舌がその中をまた忙しく舐め回す。
 哲司はさらに口を開き、彩香の舌を受け入れた。彩香はうめきながら舌を伸ばして哲司の舌に絡み付ける
 哲司の舌が彩香の舌を挟み込んで吸うと、彩香の舌の動きが止まる。
 大きく開いた二人の口がスポッとはまり、舌を吸われた彩香が「ウグーウグー」と喘ぐ。
 哲司の首に回していた彩香の腕に力が入り、二人の身体がピタッと密着した。
 哲司も力任せに彩香を抱きしめ、一段と強く舌を吸った。

 「ウーーッ」

 うめき声が漏れ、彩香の腰が左右に振れ出す。
 その彩香の腰の動きに、哲司は勃起している己の一物が彩香の股間に当たるっていると感じた。

 突然、彩香はサッと身を離してそのまま寝室に消えていった。

 一人、哲司は放心したように玄関に立っていた。

 そのとき哲司は彩香が自分を男と感じていることに気づいた。
 と、今度は自分の彩香に対する感情が一気に膨らみだした。
 女として彩香を見てはいけない。
 しかし彩香は紛れもなく女だった。

 彩香は息子の嫁。

 哲司は夫の父。
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