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背徳 嫁と舅の淫望
第1章 難病
今から10年ほど前のことだった。
芳雄が24歳、彩香22歳。まだ元気だった息子が婚約した彩香を連れて実家を訪れた。
大学時代からの恋人だった二人は、彩香の卒業を待ってその年の秋結婚した。
彩香はハッとするほど美しい女性だった。
整った目鼻立ち。ほどよいボリュームとメリハリのある体つき。透き通るような声は少し鼻にかかって甘い雰囲気を漂わせていた。
それらすべてが息子の嫁には出来過ぎに思え、はじめて彩香を紹介されたとき、哲司は皆に知られないように小さく生唾を飲み込んだ。
深々とお辞儀をする彩香の美しいうなじに、哲司は言い知れぬ興奮を覚えたのだ。
「彩香です、初めまして・・」
「こ、こ、こちらこそよろしく」
そのどぎまぎした対応を息子に冷やかされ、妻も口を押さえて笑った。
「ショートカットが似合いますけど、何かスポーツをしていたのかな」
哲司は話題を変えてその場を取り繕った。
「高校まではお義父さんと同じバレーボールをしていました」
「そうですか」
哲司はシニアバレーの競技選手。同じバレーをしていた彩香がますます気に入った。
二人の結婚は彩香の家族からも、周りの友人知人からも心から祝福された。
しかし、あろう事かその芳雄が難病ALSを発症したのだ。
芳雄が24歳、彩香22歳。まだ元気だった息子が婚約した彩香を連れて実家を訪れた。
大学時代からの恋人だった二人は、彩香の卒業を待ってその年の秋結婚した。
彩香はハッとするほど美しい女性だった。
整った目鼻立ち。ほどよいボリュームとメリハリのある体つき。透き通るような声は少し鼻にかかって甘い雰囲気を漂わせていた。
それらすべてが息子の嫁には出来過ぎに思え、はじめて彩香を紹介されたとき、哲司は皆に知られないように小さく生唾を飲み込んだ。
深々とお辞儀をする彩香の美しいうなじに、哲司は言い知れぬ興奮を覚えたのだ。
「彩香です、初めまして・・」
「こ、こ、こちらこそよろしく」
そのどぎまぎした対応を息子に冷やかされ、妻も口を押さえて笑った。
「ショートカットが似合いますけど、何かスポーツをしていたのかな」
哲司は話題を変えてその場を取り繕った。
「高校まではお義父さんと同じバレーボールをしていました」
「そうですか」
哲司はシニアバレーの競技選手。同じバレーをしていた彩香がますます気に入った。
二人の結婚は彩香の家族からも、周りの友人知人からも心から祝福された。
しかし、あろう事かその芳雄が難病ALSを発症したのだ。