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背徳 嫁と舅の淫望
第1章 難病
ろれつが回らない、指がこわばる、そんな症状がALSだと分かったのは、発症してしばらく経ってからであった。
治療法もなく、回復の見込みのない病にさいなまれた息子。その介護に追われる彩香の行く末を案じ、哲司は二人に離縁を勧めなければと思うようになっていた。
しかし、藁をも掴む思いであちこちの病院を訪ね歩く二人の姿に、それも言い出せずにいた。
そんな折、今度は妻が・・・・。
いざ会社を辞め、彩香と二人の介護の日々が始まってみると、哲司にとって息子の介護は決して苦痛だけではなかった。
若く、美しい彩香と日がな一日「介護」に明け暮れることは、苦労というより、どこか楽しい時間だったのだ。
時折見せる彩香のいろいろな仕草や振る舞いは単に心を和ませる以上のもの。それは哲司の中の男の本能を呼び覚ます悩ましい悦楽ですらあった。
弾けるような美しい肌。前屈みになるたび目に留まる胸の谷間。正面に座った時のスカートからのぞく膝小僧。かいま見える白い内もも。身体や髪が発するなんともいえない匂い。
何かの弾みで向こう向きに前屈みになったヒップラインの丸みを帯びた曲線。浮かび上がるショーツやクロッチのライン。目のやり場に困りながら、なにか怪しげな得をした気分がして、人知れず苦笑した。
治療法もなく、回復の見込みのない病にさいなまれた息子。その介護に追われる彩香の行く末を案じ、哲司は二人に離縁を勧めなければと思うようになっていた。
しかし、藁をも掴む思いであちこちの病院を訪ね歩く二人の姿に、それも言い出せずにいた。
そんな折、今度は妻が・・・・。
いざ会社を辞め、彩香と二人の介護の日々が始まってみると、哲司にとって息子の介護は決して苦痛だけではなかった。
若く、美しい彩香と日がな一日「介護」に明け暮れることは、苦労というより、どこか楽しい時間だったのだ。
時折見せる彩香のいろいろな仕草や振る舞いは単に心を和ませる以上のもの。それは哲司の中の男の本能を呼び覚ます悩ましい悦楽ですらあった。
弾けるような美しい肌。前屈みになるたび目に留まる胸の谷間。正面に座った時のスカートからのぞく膝小僧。かいま見える白い内もも。身体や髪が発するなんともいえない匂い。
何かの弾みで向こう向きに前屈みになったヒップラインの丸みを帯びた曲線。浮かび上がるショーツやクロッチのライン。目のやり場に困りながら、なにか怪しげな得をした気分がして、人知れず苦笑した。