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背徳 嫁と舅の淫望
第5章 はじめての淫交  
 肉鞘から突然抜け出た一物が湯気を上げている。
 二人は落雷にでも打たれたように戦慄した。
 よろめく彩香の裸身を支え、そっと風呂のドアを開けた。

 ピンポンピンポンピンポン・・・・・

 鳴り止まぬチャイムに二人は驚愕した。

 誰か来たのだ。

 二人で風呂にいたことを他人に知られたら拙い。
 拙いどころの話ではない。
 「お前は着替えして玄関に出てくれ。俺は二階に行く。昼寝でもしていたことにしよう」
 咄嗟にそう思いつくと、哲司は裸のまま忍び足で階段を上がり二階の自室に入ると、服を着ながらそっと外の様子を伺う。
 彩香も衣類を身にまとい、濡れた髪をタオルで包み、そっと玄関のモニターをのぞいた。

 「お父さん!」

 義母の葬式以来顔を出したこともない父が玄関に立っていた。

 「どうしたの」

 彩香の手が震えながらドアを開けた。
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