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背徳 嫁と舅の淫望
第5章 はじめての淫交  
 「風呂に入っていたのか」
 「汗をかいたからシャワーを浴びていたの。ごめんなさい。待たせて」
 「そうか。留守のはずはないのに。遅いと思った。ところでお義父さんは」
 「二階で昼寝・・・」
 「昼寝?まだ8時だぞ」

 父の言葉に一瞬彩香は言葉に詰まった。

 「昼寝と言うか・・・、介護が中心で、昼も夜もなくて。眠れるとき眠っておかないと・・・」

 気取られはしないかと彩香は息を呑んだ。

 「そうか、大変だなあ」
 「お父さんこそ、こんなに早くどうしたの」
 「俺はこれから県庁で会議だ。ついでに野菜を持って来た」

 彩香の父はダンボールに入ったキューリやナス、トマトなど家庭菜園で採れた自慢の野菜を玄関に置いた。

 「ありがとう。上がってお茶でも飲んで行って」
 「通勤時間で道が混むから、そうのんびりはしていられない」
 「そう、じゃあ、お義父さんを呼んで来ます」

 彩香は大きな声で「お義父さん」と呼んだが降りてこない。
 二階に上がり、哲司の部屋のドアを開けた。
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