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背徳 嫁と舅の淫望
第6章  背徳へ 肉慾の誘い 
 二人は居間のソファーに倒れるように座り込んだ。
 「滅多に来ない父が来るなんて・・・・」
 彩香のうめくような声が居間に響く。 

 (明美の嫉妬が呼んだのか、それとも芳雄の執念か・・・)

 息子の嫁に手を出すなど、これ以上の裏切りはない。
 哲司は、全身が震え、犯した罪の取り返しのつかない罪悪感に打ちのめされた。
 彩香にも、まるで天が下した罰のように思えた。

 「神様が見ていたのね、お義父さん・・・」

 二人は、一度開いた背徳の扉をまた必死で閉めた。

 「それにしても、許されないことだ。もう二度と・・・」

 二人は芳雄の介護に重い腰を上げた。



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