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背徳 嫁と舅の淫望
第8章 名器堪能
 思えば夫の求めに応じ幾度裸身をさらし、尻を向けて這ったことか。
 あの異常な夫婦の営みの後に芳雄は決って涙を流した。それはおそらく彩香の献身に応えることのできない無念の涙であったに違いない。
 いま、舅の手によってエクスタシーの波に浚われながら、彩香はなぜか芳雄との切ない情交を思い出した。

 「すみません、わたしだけいったりして・・・、恥ずかしいなんていいながら・・・」

 彩香は絶頂の余韻に浸りながらふたたび両手を突いて、尻を高く掲げた。
 いつの間にか義父の卑猥な行為に喜ぶ己の体、感じすぎる体が彩香は恥ずかしかった。
 そして、今まで自分さえ知らなかったこの淫らな体こそ、長い介護の間、哲司の愛撫を求め続けた欲情の正体なのだと彩香は知った。

 芳雄との異常な営み。

 その異常な夫婦の営みが彩香の欲情をより激しいものに変貌させていた。
 ただ勃起するだけで動くことも出来ない夫のペニスを飲み込み、歯がゆい思いをこらえ、必死に腰を振り、括約筋の収縮を繰り返しながら膣の中の夫のペニスを絞め上げ、射精に導いたのだ。
 夫を射精に導きながら自らも絶頂を求めて・・・・。

 あのこわばった夫の指先が決して教えてくれなかった愛撫の悦び・・・。
 義父の淫らな手は自由に動き、彩香の体の埋もれた急所を探り出した。
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