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わたしの心が消えるとき
第5章 それぞれの夜
ほのかは、部屋で予習をしていた。

母親は、出かけていた。
週に三日程、朝まで帰らない日があるのだ。
理由を聞いても教えてくれない。
以前はそれが淋しかったが、もう慣れた。
知るべきでない事は、知らない方がいい。

それより今は勉強だ。
清華女学院の授業はレベルが高い。
頑張って勉強しないと、ついていけない。
それでなくても、この小学生のような外見と、どもりのせいで、彼女は嘲笑の的だ。

負けたくない…
無理してあの学校に入れてくれた、ママの為に…

しかし、なぜか今日は勉強が手に付かない。

冷たいコンクリートの床に、乱暴に剥ぎ取られた真由の制服と下着が散らばっていた。

男達が群がる中心で、真由は必死の抵抗を続けた。
「やだ…やだ…放せ…」
羽交い締めにされても足をばたつかせる。
「結構しぶといな」
「いいねえ、興奮するよ」
「おい、足押さえろ!」
「マンコ見せろよ!」
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